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デザインやネットショップ、40歳から考えたい話題や趣味の話

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ネットショップの運営について その2

前回に続いてFacebookからの転載。
今回は写真編。

写真について

ネットショップにおいて写真は何より重要です。
ほとんどのお客さまはそこまではご理解されているようですが、じゃぁ、どうすればいいのか?
予算がある場合はもちろんプロにお願いするのがベストです。
それでもどういった写真が撮りたいのか、事前に調べてイメージを固めておく必要があります。
そして、自分で撮影したい方に必要なのは、まず環境の構築。
・参考になる写真
・カメラ
・照明
・撮影する場所
・ソフト
少なくともこの5つは必要です。

参考になる写真

これは自分がネットを見て回ったり、雑誌などできれいに撮影されている理想の写真をどんどんストックします。
ネット上の写真であればPinterestなどでまとめておくといいかもしれません。
光のあたり方やピントの合わせ方、スタイリングなど、参考になるところをドンドン盗みます。
何も考えずに写真だけ撮ってしまうより、お店のイメージに合わせてこういう写真が撮りたい、と具体的なイメージがある方が、写真のクオリティも上がりますし、何より技術が向上します。
そして、自分が写真を通してお客さまに何を伝えたいのか、がより明確になります。
撮影する対象によって、人を入れてみたり、ものだけで撮影したり。
ネットショップで販売されるのは雑貨や衣服などが多いですが、それらの場合は人そのものは入っていなくても、人がいる気配を感じさせる写真に仕上げることが重要だったりします。
だからといって、生活感アリアリも困りますが。。

また最近のはやりの写真の雰囲気もありますので、女性誌や海外のファッションや雑貨などの雑誌は大変参考になります。
これらはターゲットとなる客層に合わせて参考にしてください。
ただきれいに撮影すればいい、というのではなく写真の持つ雰囲気、空気感というのも大変重要です。

カメラ

なにがなんでも一眼で撮らなきゃって感じもありますが、初心者であればコンデジでも十分です。
せっかくの一眼でも全部オートで撮影するのならたいして違いはでません。
コンデジでも撮影モードを適切に調整するだけで、格段に美しい仕上がりになります。
それよりも、後述する照明や撮影場所の選択のほうがよほど重要です。
高い一眼レフを購入するなら小道具に投資しましょう。

もし、一眼を利用するならセットのズームレンズではなく、できれば単焦点で35mm換算の50mmと35mm、マクロレンズ程度はご用意いただいたほうがいいかもしれません。
ズームレンズとは格段に違う、描写とボケ味が特徴です。
マクロレンズは小物を撮影する際には必須のレンズです。
ただ、本体以外にレンズ3本はコストがかかる上に、レンズ交換の際ホコリ等の異物が侵入する恐れもあります。
そういったことが面倒くさいなぁ、という方にオススメはネオ一眼と呼ばれるカメラ。
コンデジと一眼のイイトコどりのようなもんですが、レンズも明るく、焦点距離も幅広く、さらにマクロ対応のものが最近は多いですね。
各メーカーから出ており、値段も30,000円程度からあります。
それと重要なのは三脚を用意すること。
安いものでも構いませんが、できればしっかりとした、高さをある程度自由に調整できるもののほうが使いやすいです。
これで、カメラの手ぶれ補正に頼らなくてもブレない写真が撮れます。
また、撮影時には可能であればリモコン、難しければセルフタイマーを利用することで、シャッターを押す瞬間にブレる、ということが防げます。

背景をぼかせばいい、と安易に考える方もおられますが、商品によっては絞ってエッジをしっかり見せたほうが良い場合もあります。
なんでもかんでもぼかすのではなく、目的に応じて撮り分けましょう。

照明

これがもっとも重要だと思います。
蛍光灯の下で撮影なんて論外で、ベストは自然光。
そのためにはオフィスや店舗の中で光がうまく回り込むスペースを見つけて、そこに撮影ブースを設営してしまうのが楽ちんです。
日中の光が明るすぎる場合は、トレーシングペーパーなどで光を拡散させたり、レフ板で光を反射させるなどがあります。
レフ板は本格的なものでも構いませんが、シモジマなどで売ってる白いスチレンボードや黒い画用紙なども十分使えます。
そして、ライトを使う場合、普通の白熱灯はやめましょう。
何灯使っても、圧倒的に光量が足りません。
薄暗くて使いものにならない写真が出来上がったりします。
ここは多少予算を投じて、ヨドバシなどで販売されているカメラ用のライト(250w〜500w程度)を2つとスタンドを使えば十分光量を補えます。
一般の白熱灯とは色温度などが違うので、混用は避けたほうが無難です。
撮影の際は他の照明は切って、部屋は薄暗くしましょう。

撮影する場所

先述した光の回り込む場所や、ミニ撮影ブースなどがヨドバシで売ってますから、そういったものを利用するのも楽ちんでオススメです。
ときに小物などの物撮りは、光の回りこみがきれいになるので、撮影ブースを利用するだけで、2段階ぐらいグレードアップできます。
可能であればバック紙(背景に置くロールスクリーンのようなもの)なども用意するといいかもしれません。
小さいものであれば白い模造紙なんかでも使えます。
雑貨や衣服などの場合は、晴れた日のきれいな公園等、屋外での撮影なんかもいいですね。
また撮影の小道具などを雑誌などの写真を参考にハンズやロフトあたりで揃えて、撮影に挑みましょう。
他に、撮影の際にはカメラだけではなく、PCやiPadのようなタブレットを持ち込むと、撮影した写真のチェックがスムーズに行えます。

ソフト

ベストはPhotoshop+Lightroomです。
もうこれがあればないものを作ったりあるものを消したり、細くしたり、若返ったり自由自在です。
AdobeのCreativeCloudなら月額1,000円程度ですね。
ただ、Photoshopは大変高機能ですが、操作が複雑だったり、可愛くデコレーションするのは技術とセンスが必要です。
そこでオススメなのがPhotoscape。
こちらは無料で、Photoshopほどではありませんが、画像の色補正なども十分行え、さらにデコレーション系の機能はPhotoshopより充実しています。
使い方は少し癖がありますが、ネット上にいろんな情報がありますし、少し使えばだいたい理解できます。
撮影時にカラーチャートを同時に写しこむことで、あとの色補正が格段に楽になります。
Photoshop用のプロファイルとセット販売しているものもあるのでぜひご利用ください。
あと、寄って撮影する人が多いですが、離れて、画面に余白を持たせるように心がけましょう。

最後に

ズームレンズを使う場合は45〜55mm程度を中心に使えば、商品が歪むこともある程度防げます。
と、こんな感じで軽く写真撮影について触れてみました。

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