介護の現場とIT。
先日訪問介護の事業を営んでおられる社長さんからご相談があって、ITの力で今の状態を変えられないだろうか?というものだった。
社長さんの方で予めスタッフの方々にアンケートをとられていたので、その内容を見て納得。
知人や母から介護や福祉の現場がどういう状態なのか、ぼんやりとだけど聞いてはいたので、やっぱりそうなのか、という感じ。
うちの会社としては、お会いしたかたの半分ぐらいには話しさせてもらったけど、会社の方針として将来は介護や福祉の方に携わっていきたいと考えているので、すぐにいくつかのアイデアを提案させてもらった。
結果、今日明日というわけではないけれども、早急にそのプロジェクトを動かしていこう、ということに。
何をかえる?
大きく分けて2つの方向を提案。
ソフトの改善とハードの改革。
ハードの場合は訪問している家庭の環境を変えてしまう。
ソフトの場合はまず事業者の体質を変えてしまう。
この場合圧倒的にソフトのほうがやりやすいし、効果も出しやすい。
ハードでの改革はそれからでも遅くはない。
話し合った結果自分のアイデアは間違ってなかったんだなぁ、と少し安心した。
人の役に立つIT
10年以上web業界に携わって、いつも疑問に思っていたのが、残らない、ということ。
もちろん技術やデザインの良し悪しもあるので、10年のこるサイト作りがは難しいのは理解しているけど、それにしても虚しすぎる。。
建築やファッション、グラフィックは10年でも100年でも残り続けるもんだけど、webだけはそうはいかない。
ず〜っとそういうジレンマがあって、ようやくやりたいと思ったのが人の役に立つIT。
別にITで世の中を大きく変えてしまおうとかそんなだいそれたことじゃなくて、ほんとうに必要としているところに、ほんとうに必要なシステムを作っていこうと。
だれだってそう思うんだけど、なかなかどうしてそういうきっかけというのはやってくるもんじゃない。
今回はたまたまご縁があってお話がやってきたので、ぜひとも成就させたいなぁ、と。